もう一度君に恋をする
雄大はお兄ちゃんだと気付いたらしく、驚きで目を丸くしていた。
「雄大…?」
「えっ、雄大くんなの?」
お兄ちゃんも紀香ちゃんも驚いている。
「お久しぶりです。」
雄大はお兄ちゃんにペコッと頭を下げた。
「ねぇ、私達これからご飯食べるんだけどチロ達も一緒にどう?」
紀香ちゃんに誘われ、私達は4人でご飯に行く事になった。
私と雄大が高校生の頃付き合う事はなかったけど、あの時お兄ちゃんはすごく反対していた。
その後、会わなくなった事をお兄ちゃんも紀香ちゃんも知っていたけど、再会した事はまだ言っていなかった。