もう一度君に恋をする


けれど、お兄ちゃんと雄大は会話も弾んで楽しそうだった。


「また飯行こうな。」

「貴弘くんのおごりでね。」

「調子いい奴。」


お兄ちゃんと雄大はすっかり仲良しになっていて、そんな2人を微笑ましく思う。


紀香ちゃんを送るという事で、お兄ちゃん達と私達は駅で別れた。


いつもなら雄大とも駅で別れるけれど、今日はお兄ちゃんが家まで送って行けと雄大に言っていて、私は送ってもらう事になった。


「今日、めちゃくちゃ楽しかった。
また貴弘くんと話したい。」

「今度お兄ちゃんが居る時、家に遊びにおいでよ。」

「うん。」
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