もう一度君に恋をする


私の家に来た時は、お兄ちゃんやお母さんまでもが私達の会話に入ってくる。


とにかく毎日が楽しくて充実した日々を過ごしている。




雲一つない青空が広がる土曜日の午後。


私と雄大は着飾って小さなチャペルに来ている。


「紀香ちゃん、すっごく綺麗。」

「ありがとう。
次はチロの番だよ。」


今日はお兄ちゃんと紀香ちゃんの結婚式。


今私は、控室で純白のウェディングドレスを身に纏う紀香ちゃんに見とれていた。


雄大はお兄ちゃんと別の控室で談笑している。


「そろそろ私、式場の方に行くね。」

「うん、また後でね。」


紀香ちゃんの控室を出て雄大と式場に向かった。
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