もう一度君に恋をする
「美味しいです。」
私はクッキーを手に取り一口食べてそう伝えた。
「良かったわ。」
おばさんは満足して部屋を出て行った。
「将太も食べたら?」
と、ベッドに横になったままの将太に勧めてみるけど、
「あ〜…うん。」
素っ気ない態度。
せっかく2人で居るのに何だかつまらなかった。
私はケータイを取り出しカチカチといじっていると、運がいいのかメールを受信。
開くとそれは雄大からだった。
将太は疲れているのか今にも寝そうで、私はそのまま雄大とメールのやり取りを続けた。