もう一度君に恋をする
[寝ようと思ってた]なんて送るはずはなく、[雑誌読んでたよ]なんて返信をした。
それからまたすぐケータイが鳴って今度はメールではなく着信だった。
「もしもし?」
『今、大丈夫?』
「うん!」
寝ようとしていたのに、雄大からの電話ですっかり目も頭もさえてしまった。
『千尋さ、明日って何してんの?』
「えっ、明日?
明日は…ちょっと泊まりで出かけるんだ。」
『そうなんだ。』
「雄大は何してるの?」
『俺は何もする事ないから暇だよ。』
「そっかぁ。
つまんないね。」
『千尋さ、いつあいてる?
マジで遊ぶべ?』