もう一度君に恋をする


「うん!
基本いつでも大丈夫だよ。」

『マジか。
じゃあ月曜日は?
学校終わった後どう?』

「いいよ!
楽しみにしてる。」

『おう。
じゃあまたな。』

「うん!
おやすみ。」


電話を切ってケータイを握りしめたまま、嬉しさで顔がにやけてしまう。


ずっとメールや電話でのやり取りだったけど、やっと会える事が決まった。


でも、将太には何て言おう…。


普通に遊びに行くって言ったって、相手は男の子なわけであっていいよって言ってはくれないと思う。


やっぱり嘘をつくしかないのかな。


嬉しい気持ちと後ろめたい気持ちで複雑なまま朝を迎えた。
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