もう一度君に恋をする
私が嬉しそうに答えると、
「太るぞ〜。」
って、将太は私のほっぺをプニプニと触る。
「いいんだもん。」
私が軽く将太のお腹にパンチすると、
「はいはい、あんた達が仲良しなのはわかったから、チロ行くよ。」
私と将太がじゃれている姿を見た景子が私の腕を引っ張る。
真実もさーちゃんも少々呆れ顔。
「あ、ごめん。じゃあ、将太バイバイ。」
「おう、気をつけろよ。」
将太に手を振り、私達は学校を出た。
バスに乗り、街まで向かう。
「今日、石森はバイト?」
隣に座るさーちゃんがそう聞いてきた。