もう一度君に恋をする
「将太、いっぱい乗り物乗ろうね。」
「おう。」
そう意気込んでいたけど、人気のアトラクションは全て待ち時間が出来ていた。
何を乗るにも待たなくちゃいけない。
「待ってるだけで足が痛くなりそう。」
「チロは弱っちいな。」
元気いっぱいの将太とは反対に私は少しテンションが下がってしまった。
「チロ、ちょっと待ってろ。
アイス買ってきてやる。」
そう言って将太は走って行ってしまった。
「ねぇねぇ、まさか1人で来てるわけじゃないよね?」
1人寂しく列に並んで待っていると、いきなり知らない人に声をかけられた。