もう一度君に恋をする
「疲れてぐっすりだったよ。」
「それはどっちの意味?」
さーちゃんは相変わらずニタニタしていた。
「ちょっと、何が聞きたいの?
みんなが期待してるような事はなかったよ。」
「何だつまんないの。」
さーちゃんはガッカリという顔をする。
真実と景子もさーちゃんと同じようにつまらないと言った顔をしていた。
それに私と将太は1年付き合っているんだから、とっくにそういう関係になっているわけで。
3人は何を今更期待していたんだろうと思いながら、いつもと変わらない学校での時間が過ぎ放課後になった。