もう一度君に恋をする
雄大と再会出来たっていう事も楽しいうちの1つでもある。
「雄大は?
新しい学校での生活はどうだった?」
「慣れるのに必死だったかな。
でも割と楽しくここまできたよ。」
「そっか。」
雄大がどんな風に過ごしてきたのかわからないけど、顔を見てたらなんとなくわかる。
楽しかったんだろうなって。
私達はカラオケに来たというのに歌本も開かずずっとお喋りをしていた。
たまにギャハハと笑ったり、真剣にお互いの話に耳を傾けたり。
一緒の時間はあっという間に過ぎていく。
「なぁ、とりあえずここ出て飯にしない?」