もう一度君に恋をする


「朝は元気なかったのに、今は元気良すぎっていうかさ。」

「そうかな?
でも、将太とは何もないよ。」

「じゃあ誰と?」


さーちゃんの鋭い問いに一瞬言葉を失う。


言っていいものか…。


私には将太っていう彼氏がいるのに、他の人と遊んでその人の事で気に病んでると知ったら。


さーちゃんは私の事を幻滅するんじゃないかって、少し怖かった。


けれど、モヤモヤとした気持ちを誰かに聞いてもらいたくて、私はさーちゃんに話始める。


「実はね、昨日雄大と会ってたの。」

「雄大って初恋の?」

「うん。」
< 58 / 201 >

この作品をシェア

pagetop