もう一度君に恋をする
『誕生日は彼女と過ごすの?』
そう前以て聞いてみると、
『まあね。
でも千尋がお祝いしてくれるなら時間作るよ?』
って、雄大は言ってくれた。
もちろん私はお祝いするつもりだったし、彼女には悪い事をしてるけど時間を作ってもらう事にした。
プレゼントは用意してあるし、朝から念入りに髪を巻きメイクにも力を入れる。
いつ雄大から連絡が来てもいいようにと準備万端だった。
そして、お昼を過ぎた頃私のケータイが鳴る。
「もしもし?」
『千尋?
今から出てこれる?』
「うん!
すぐ行くから待っててね。」