A bright future
それでも、施設の中で管理者らしき人がアタシを呼んでいる。

「奈央さーん。こっちですよ!」

行く気がしない…。
でも、両親は必ず帰ると言ってくれたから行くしか道はないのだ。

「はいっ。今行きます!」

平然を装い、普通に挨拶ができた。


アタシは知らなかった。

それからの長い長い施設生活が始まることを…
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