風俗嬢
私は生きてますよ。

今は、なんとかお昼間の人間で、頑張ってますよ。

ホント、なんとかやっとこさですけどね。

あの頃のこと、仕事がすごい好きで、嫌いで、必死だった毎日を、今も思い出します。


戻りたいな…


なんて、時々?うーん、正直なところ思っちゃいます。

だって、苦しかったのに、楽しかったんです。

頑張った分、結果が出て、評価されて、お店に私の居場所ができて。

お店での私の名前○○を、価値あるものにしていく、

知ってもらって、それを守って、どんどん高めてく。

それは、私が多くの人たちに支えられながらできたことだから

(もちろん店長の支えが大きかったですけど)

「○○って名前は、すごく価値がある」

店長がそう言ってくれたこと、すごくうれいしかったんですよ。





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