ごめんね。

誕生日

私の誕生日がきた。
彼は朝からソワソワしてる。
なんだろう。

帰り道。
彼は真っ赤な顔をして。
箱をさしだした。

「こ、これ・・・」

中に入っていたのはペンダント。
可愛くて、私には少しもったいない。
でも、彼が一生懸命選んでいるのが浮かんできて。
うれしかった。

「ありがとう」

そう言うと、彼は照れくさそうに笑った。


それでも、それでも。
彼の気持ちには気づかなかった。
友達として、見られてると思った。
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