ドキドキ☆秘密の寮母さん!?
そう考えると、またズキズキと痛くなるあたしの胸。



「鈴奈。わりぃ、遅くなった。」


いつのまにか、彼方クンが戻って来ていた。

アイスを渡してくれる、彼方クン。


「ありがと……」



「おぅ。……やっぱり、今日元気ない?」


彼方クンは、あたしを心配そうに覗き込んできた。



「そ・そんなことないよ!元気、元気!」



「でもさ…、顔に泣いたあとあるぜ?」



「えっ!?」




もしかして、目腫れてる…?



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