ドキドキ☆秘密の寮母さん!?
「救護係りさん★」



やだ…、けが人?


あたしは慌てて、涙を拭いて振り返った。



「はい。」


「こんにちは!」



そう言って、にこにこ微笑んでいるのは誰だっけ?



さっき騎馬戦のあと手当てをした男の人だった。


「何か用ですか?」


「ひど。またまた連れないね。」


「そんなことないです。用がないのなら帰って下さい。」



「用はあるよ。体育祭、終了したら俺とデートしてよ。」


男の人は、馴れ馴れしく肩に手を置いてくる。



「嫌です。なんで、あなたとデートしなきゃいけないんですか。」




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