ドキドキ☆秘密の寮母さん!?
……あれ?



健二さんのキスが降りてきたのはあたしの額だった。



あたしが目を開けるとそこにはニヤニヤ笑う健二さん。




「鈴奈ちゃん、もしかして唇に期待してたん?」


ニヤニヤしながら聞いてくる健二さん。


「き、期待なんかしてません!」


もしかしてあたし、からかわれた?



「ちぇっ、期待してたんやったら次唇にしたろう思ったのに。」




それだけ言うと、健二さんは風も強くなってきたから戻ろうか、と声をかけてきた。




空を見上げると、どんよりと曇っている。



……天気、悪いなぁ。




ここからが、あたし達の悪夢の始まりだった。




< 286 / 399 >

この作品をシェア

pagetop