ドキドキ☆秘密の寮母さん!?
「美千代さん、ごめんなさい。凄く良い話ですが断って頂けませんか?」
あたしは、深く頭を下げた。



長い沈黙から、美千代さんが凄く困っているのが感じられる。





もしね、あたしが彼方クンのことを好きになっていなかったらこのお見合いは凄く良い話だったと思うんだ。


だけど、あたしは彼方クンが好き。



結ばれる可能性が少しでもある限り、あたしは彼方クンのことを好きでいたい。








< 364 / 399 >

この作品をシェア

pagetop