ドキドキ☆秘密の寮母さん!?
美千代さんが帰ったあと、しばらく沈黙が続く。





「あたしも、少し部屋で休ませて貰いますね。」



なんだかリビングにはいたくなく、あたしは逃げるように部屋に戻った。




ふぅ‐…。


ほっと安心した脱力感と、あたしの為を思ってこの話を持って来てくれた美千代さんを傷つけた罪悪感であたしはベッドへ倒れ込む。




あたし、彼方クンのことを好きになってから何人の人を傷つけたんだろう…。



少なくとも、あたしのことを好きになってくれた健二さんと、さっき美千代さんを傷つけたよね。



少し体を起こし、彼方クンがくれたネックレスを見つめる。



彼方クンは、今回のこの話を聞いてどう思ったんだろう。





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