ドキドキ☆秘密の寮母さん!?
そんなことを考えている時に鈴奈と目があったんだ。



俺は逸らさず、目で必死に訴えた。



どこにも行くな。


お見合いなんかするな。



その願いが通じたのか、鈴奈はお見合いを断った。




その瞬間凄く安心した自分とともに、目で訴えることしか出来ずにいたことが情けないと思う自分がいた。




本当は、言葉に出したかった。



鈴奈は絶対に渡さないって。




だけど、そんな勇気もなくて。






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