ドキドキ☆秘密の寮母さん!?
「まじ…で?」



彼方クンは驚いたようにじっとあたしを見る。




「ぅん…。好き…。」




あたしは彼方クンの胸にぎゅーっと顔を押し付けた。




トクトク、トクトク…





彼方クンの心臓の音がする。




大好きな人の腕の中。







彼方クンの手もあたしに回り、ぎゅーっとされる。




「やべー…。俺、幸せすぎて泣けるかも。」



そう言う彼方クンの声は本当に少し湿っぽくて。



顔をあげると、照れたように笑う彼方クンと目があった。





< 391 / 399 >

この作品をシェア

pagetop