CornPotage【短編集】
金髪に染めてから一週間。
教師に何回か怒鳴られたけど、気にしないでいた。
教師と言うものは怒鳴る生物だからね。
あたしは普通に廊下を歩いていたら山本君に会った。
あまり関わりたくなかったから通りすがろうとしたら、
いきなり腕をつかまれた。
「何っ!?」
「杉並、最近おかしいね。」
心配そうな顔だった。
「あんたには関係ないでしょ。」
山本君の顔が見れなかった。
自分の弱さを見られてしまいそうで・・・
「関係あるよ。」
いつもより静かな声。
「え・・・?」
アタシが顔を上げると山本君はニコッと笑った。
「だって・・・同じ部員仲間だもん♪」
はぁ・・・!!??