CornPotage【短編集】
「ちょっと!!まだ言ってるの!!??
あたしはバンド部には入んないって言ったでしょ!!」
「俺は杉並と部活がしたい。そう思ったから。」
そんな自分勝手な!!!!
「だぁーから、あたしは部活なんか入んない!!」
あたしが立ち去ろうとするとまた山本君は腕をつかんだ。
「離してよ!!」
山本君がずっと腕をつかんだまま。
「お前、学校から逃げんなよ!!」
「にっ逃げてないよっ!!!」
一瞬、山本君の言葉が当たっているという自分がいた。
「逃げてるよ。ずっとお前を見てきて分かる・・・」
山本君の声は静かで・・・強い口調。
「だから、今・・・お前に伝える・・・」
え・・・?
そっそれって・・・//////