CornPotage【短編集】
山本君は私の腕を離し
両手で私の手を包み込み
じっと私を見つめる。。。
どどどどどどうしよう・・・
ドキドキが止まらない・・・
「俺と・・・」
ひゃ~っ
「俺と・・・」
鼓動がどんどん早くなる。
「俺と・・・
青春の汗を流そうぜ!!」
・・・・・。
心臓が止まったかと思った。
「ばぁぁぁぁぁぁかッッ!!!!!」
「はぁっ!?バカってなんだよ!!」
私は山本君を置いて教室に逃げ込んだ。
なによ
なによ
青春の汗って。
めっちゃくっちゃ暑苦しい!!
しかも、バンドなんて汗なんかかかないじゃない!!