CornPotage【短編集】
私の引越しが決まった。
部活を引退した先輩とはもぅ話す機会がない。
先輩とは廊下ですれ違って「こんにちは」と
挨拶するだけになってしまった。
会話なんて特にない。
「先輩・・・。」
そんなとき、彼と話すきっかけが出来た。
「あたし、副会長に立候補しました。」
彼はその大きな手で頭をなでて、「応援してるよ」って笑ってくれた。
そして、その笑顔を見たおかげで私の当選が決まった。
彼の傍にいれる・・・
少しの間だけど
せめて私が引っ越す前まで・・・