CornPotage【短編集】
よろめきながら後ろを振り向くと、
桜の花びらをかぶったあの明るい笑顔の先輩がいた。
「先輩っ・・・!!」
私は嬉しくって自転車をその場に止めて、
先輩に駆け寄った。
先輩は明るく笑っていたけど、
泣いたらしく目は少し腫れていた。
「違う学校に転校したんだね。。。」
先輩は学校帰りの私の征服を見て小さな声で言った。
「はい・・・。でも、私、また吹奏楽部に入ってます!
今年の生徒会選挙は逃しちゃったけど、
来年は必ず生徒会長になってみたいです!!
それで・・・っ。」