CornPotage【短編集】
こんな時にどうすればいいのか分からない。
すると、ケータイが鳴った。
巧からだっ!!
あたしはすぐに電話に出た。
「巧!!お願いがあるの!!!!!」
「レイナからお願いって珍しいなぁ~。」
巧はいつもの気楽な声で笑う。
ぜんぜん変わってないんだから。
「巧!!今、どこにいる??」
「お前の学校の体育館。
桜井(美咲)が風の噂でここまで着きとめてくれたんだ。」
だったら、話が早い。
「早く保健室に来て!!
体育館から渡り廊下を渡ってすぐだから!!
話があるの!!」
「おっおぅ!!ちょっと待っとけ!!」
そう言って、巧は電話を切った。
「誰か呼んだの??」
佐々木君があたしに聞く。
「うん、助っ人を…」