CornPotage【短編集】
舞台裏では一条君と佐々木君がホッと胸を撫で下ろす。
「あ~、まさか告白するかと思って
こっちまでドキドキしたよぉ~。」
「そんなことないよぉ~。」
巧はすっかり皆と打ち解けていた。
まったく…なんだよ。
こっちまで期待させといて。
「あたし帰るっ!!!!」
そぅ言ってあたしは文化祭から逃げて行った。
帰り道、後ろから足音が聞こえる。
「もぅついてこないでよっ!!」
あたしは振り返らずに怒鳴った。
「さっきの態度は悪いだろ!!
皆の前で怒って帰るなんて・・・」
だけど・・・
それは・・・