CornPotage【短編集】
私は初めて母親と一緒にプラネタリウムを見た。
星がたくさんあって、何かの形をしているものもあり、
全部がロマンチックだった。
その帰り、私は母親とはぐれてしまった。
「お母さぁ~ん!お母さぁ~ん!!」
私は半ベソをかきながら母親を探した。
もしかしたら、先に家に帰っちゃったかも!?
私はそう思いプラネタリウムの建物から出た。
入口には野球のユニフォームを来た男の子が立っていた。
不思議そうに私を見ている。
「なぁ、星見たの??」
「うっうん。」
そしたら、突然、彼の目がキラキラ輝き出した。
「いいなぁ~!朝でも昼でも星見られるのサイコーじゃん!」
彼は楽しそうに私に笑いかけた。
「じゃあ、今度一緒に星見よう?」
私は恐る恐る聞いた。
断られたら嫌だなぁ。