CornPotage【短編集】
次の日。
やけに教室が騒がしかった。
特にあたしが教室に入った瞬間。
「レイナ!山本君と付き合ってるってホント!?」
美咲が楽しそうにあたしに話しかける。
「はぁ!?ヤダッ。付き合ってるわけないじゃん。」
皆は静まり返る。
「じゃあ、ただの噂?」
「うん、当たり前じゃん。」
皆は脱力する。
「だよねぇ~、杉並が山本と付き合うわけがない。
月とスッポンってやつぅ??」
男子がクスクス笑う。
「あっ?てめっ、どういう意味だ?」
あたしは小さい背と手で男子の胸倉をつかむ。
「すっすいませんっ。。。」
男子はお手上げなので、すぐに離した。
「レイナ、あんたは部活まで捨て、女まで捨てるんかいっ。」
美咲がそぅ呆れた顔をするのを横目で見て、
あたしは教室から離れた。
どこに向かうかって??
山本君のところだよ!!!!