ポストのお兄さん




山都さんはその後私を家に迎えに来た。



「制服でいいの・・・?」


「うん。いいんだ。」



「帰り遅くなるよ・・・?」




えっ・・・もしかして・・・その気?



でも・・・・いいよ・・・?



「はい・・」



「じゃあ行こうか」



私は山都さんが運転してきた車の助手席に乗り込んだ。



車はゆっくり動き出した。


「山都さんは、モテるんじゃないですか??」


「俺・・・?モテないよ?」



かっこいいのに・・・




「私は大好きですよっ」



「俺も」




面と向かってそう言われたことない・・・




顔が赤くなった。



すると山都さんが頬を人差し指でなぞるように触った。

「かわいい・・・クスッ」



恥ずかしいな・・・・



嬉しいけど・・・


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