ポストのお兄さん
「なななな何???」
自分の家の前のポストの前にバイクと人が倒れていた。
そこには白い雪が被さった手紙が無造作に散らばっていた。
「ちょ・・・・大丈夫ですか?!!」
私は倒れている人に話しかけた。
「あ・・・・すいません・・・・スリップしてしまって・・・」
その郵便配達員らしき人が起きあがった。
「あっ・・・・・」
その人はヘルメットをとり、どこかをケガしていないか確認し始めた。
その人は・・・すごくカッコイイ。
背が高くて、優しそうで、大人の男性っていう感じだった。
「あの・・・・・?」
「はいっ!!!・・・・あの・・・血が出てますよ・・・?」
「え・・・あぁ・・すいません。なめておけばどうにか・・・」
もういなくなるの?!だめだ!もしかしたら運命かもしれない!
「うちここなんで、手当てしますから!!」
「えっ・・・だいじょ・・・・わっ!」
私は自分の家にその人を引きずり込んだ。