ポストのお兄さん





水城くんは私の頭を撫でて、そのまま帰ってしまった。




私は・・・・気づいてなかったんだ・・・・




水城くんのことに。





こんなに想ってくれてたなんて・・・・




私は家に帰るまで泣き続けた。




すると家のポストの前に人影が見えた。




「あれ・・・?舞?」



「や・・・山都さ・・・・・うあぁぁぁん」




「まっ・・・・舞???!!」





私は山都さんの胸に思いっきり抱きついた。




その時はとても心地よくて、この人を好きで良かったって素直に思えたんだよ・・・・





「舞・・・・・?話聞こうか・・・?」




「ぅ・・・・うんっ・・・」




山都さんは仕事がこれで終わりなので、私の部屋で話を聞いてもらうことにした。
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