ポストのお兄さん




「山都くーん・・・とりあえず消毒しておくから。」




お母さんが絆創膏と消毒液を持ってきた。



「すいません。お手数かけます。」




「お母さん!私が消毒やる!」




「あらそう。じゃあよろしくね。」




私は御村さんの額の傷にゆっくり消毒液をふきつけた。




するとお母さんが御村さんに話しかけた。




「山都くん今何歳?」




「あ。この間22になりました」



「あらぁ~大きくなったわね~彼女とかいるの?」





お母さん!!!何を聞いているの!!!






「いや・・・この間フラれちゃいまして・・」



え・・・・嘘。私と一緒・・・





「え~山都くんフるなんてそんな子たいした子じゃないのよ~山都くんものすごくカッコイイじゃない。ねぇ~舞?」




「えっ!・・・あぁ・・・カッコイイと思いますよ・・?」
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