ポストのお兄さん




「お世辞でもそう言って頂けると嬉しいです」



「お世辞なんかじゃありません!」




私は大声で山都さんに言った。



「あっ・・・すいませ・・」



「あらまぁ~この子ったら山都さんに惚れちゃったんじゃないの~?」




お母さん!!(2度目




顔が赤くなるのを抑えつつ絆創膏を山都さんの額に貼った。



「ちっ・・・・・違う・・・もん」





惚れた・・・・んだろうね。多分。




「あの・・・・・お名前は・・・・?」




「あっ・・・。舞です。」




するとお母さんは何を思ったか、




「じゃ、お母さんは戻るわよーじゃあ気を付けてね山都くん」



といってキッチンに戻っていった。





「お母さんったら・・・じゃあこれからお仕事頑張って下さいね。」




「あ・・すいません。舞さん」



名前で呼んでくれた・・・・嬉しい・・・


そこで私は思いきって聞いてみた。




「あのっ!いつならあいてますか?」




もしまた会えるのなら会いたい・・・













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