ラブクル
『真央。あなた賞金目当てで参加するつもりじゃないわよね?』


ギクッ。


由梨鋭い…。


「そ、そんな事ないですよぉー。あはは」


なんて誤魔化してみる。


『仕事は甘くないわよ』


社長の目も真剣になっていた。


な…何この空気…。


『ま、いいわ。真央には今日からブログを始めてもらうわ。もう携帯に送ってあるからブログ名だけ考えといて。それが今日の仕事ね。考えたら明日ウォーキングの練習や、お化粧の練習とかするから。明日の朝、また家に迎えにくるから。じゃあね』



『じゃーねー真央ちゃんっ』


そう言って社長と由梨は帰って行った。



うぅ…。


ウォーキングとか…化粧の練習とか…ブログもだっけ?



面倒だなぁ…。



あ、あたし極度の面倒くさがりやなんだよ。


はぁ…面倒。
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