-時を越えた約束-‡幼なじみと甘い恋‡
そう言って湊はまたあたしをきつく抱き締めた
「そ、それは…ごめん…」
「謝んな。元はといえば俺がお前の様子に気付かなかったのが悪いし…つーかそれ以前にケンカしたとき俺が八つ当たりしたからだし…
今までごめん…」
湊…
「うぅ〜…グスッ…」
「泣くなよ…」
「湊こそ謝んないでよ…あたしがっ…湊の好きな人のことしつこく聞いたからでしょ?グスッ…ごめん…」
「いやそれは…違うって…
美夜は俺が愛梨と話しててもなにも感じないのかって思ったら腹立ってきて…
だから俺の八つ当たり。ごめんな…」
感じるよ…
嫌だなって思うに決まってるじゃん…
「で、でもあたしが……「プッ…」
えぇ?
「な、なんで笑ったの?」
「いや、俺ら二人して謝りっぱなしだなと思って…」