-時を越えた約束-‡幼なじみと甘い恋‡
帰り道
あたしと湊は並んで帰る
「文化祭楽しみだね!!」
「そうだな〜。俺はこの学校では初めてだから楽しみかも。」
あっ…そっか…
「向こうではどんな文化祭だったの?」
あたしがそう聞くと湊はチラッとあたしを見る
「…別に普通だったけど…文化祭っつーよりパーティーかな?」
「パーティー?面白そうじゃん!!」
そう言うと「はぁ…」とため息をつく湊
「お前な〜、あんなもん楽しくもなんともねぇよ。ハロウィン近いからそのパーティーなんだけど、仮装させられたし…」
あれはあり得なかった、と呟く
仮装!?
「なんの格好したの!?」
「なんでそんな興味津々なんだよ…」
「なんか面白そうで!!」
「…………オオカミ男…」
オオカミ男…?
それって人間だったのが満月みたらオオカミになるあの…?