-時を越えた約束-‡幼なじみと甘い恋‡
─文化祭前日──
「美夜、そこのハサミとガムテープとって!!」
「あぁ、はいは〜い!!」
今日の学校は1日文化祭準備!!
うちのクラスは特に忙しいわけでもないので、のんびりとクラスの装飾中♪
「ふぅ〜、段ボールようやくくっついたぁ!!」
「沙理加お疲れ〜♪」
「うんっ。ね、美夜。」
「ん〜?」
「明日もちろん湊君と回るんでしょ?」
「へ?」
「へ?って……もしかしてまだ誘ってないの!?」
あり得ない!!と沙理加が興奮しながら言う
「……そういえばそんな話全くしてなかった…」
「もぅ!!しっかりしなよ!!早く誘わないと危ないじゃん!!」
危ない?
「沙理加危ないって何?」
見てよあれ!!と沙理加が指をさす
その指の先を目で追ってみると…
「ねぇ湊くん!!明日一緒に回ろ〜!!」
「えぇ〜あたしも!!!」
「あたしが先だったんだもん!!」
うっそぉ…
湊たくさんお誘いされてんじゃん…