-時を越えた約束-‡幼なじみと甘い恋‡
「うわっ!!なんだ美夜か…驚かせんなよな〜」
あたしが思いっきり叫ぶと湊はびっくりしてベッドから飛び起き、ヘッドホンを外した
「どうした?」
「う……その…えっと…」
誘うのって意外と勇気いるんだな…
「…座れば?」
湊は自分の横をポンポンと叩いて座れと指示する
「……」
あたしは指された湊の横にちょこんと座った
「どうしたんだよ?」
「あっ!!あの…ぶっ文化祭もうすぐだねっ!!」
「は?」
あたし何の話してんだ────!!!!
湊は意味がわからないという顔であたしを見てくる
だって誘うの勇気いるしっ…
しかも湊の部屋来ちゃったし…
横に湊いるし…
緊張しすぎて体がガチガチ…
「もうすぐっつーか、明日なんだけど?」
湊は苦笑して言う
「あはっ…そうでした…」