-時を越えた約束-‡幼なじみと甘い恋‡



「えっ!?そうなの!?」


「そりゃそうだろ。付き合ってんのに。」






“付き合ってる”





その言葉を聞いて少しドキッとする






こんなんでドキドキするなんて…あたし心臓持たないじゃん







「じゃあ今日誰とも回らないって言ったのは!?」



「あれは、あぁでも言わないとあの場が収まんないだろ。」




あ、そうですよね…




「じゃあもうちょっと早く誘ってくれてもいいじゃん!!」



あたしかなりの勇気振り絞ったんだよ!?





「だって美夜から誘われたかったから。他の女子からは誘われてんのに美夜何も言ってこないからちょっと意地悪したくてさ。」





誘われないかと思ったし、


そう言って笑う湊




「てことは…誘われるかどうかあたしを試したの!?」


「うん。」





なんてこった…








「明日っ…一緒に回ろうよ。」


「おぅ。」




湊はあたしの頭に手をのせて笑った





さりげない動作にまたドキッとしつつ、未だに慣れないあたしは戸惑う






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