-時を越えた約束-‡幼なじみと甘い恋‡


透(トオル)とは、あたしのお父さんのことだ



「あ、はい元気ですよ。今お父さんは仕事の関係で、今年いっぱいヨーロッパなんですけど、来年は戻ってくると思います。」



「そっか〜。またみんなで騒ぎたいな。」



「そうね〜!!あ、そうそう!!美夜ちゃん、あたしたちも日本にいずれは戻る予定だから♪」



「あ、そうなんですか!?嬉しいです!!」




じゃあまた前みたいにみんなで騒げるのかな?




「俺聞いてねぇよ!?」



「だって言ってないもん。どうせあんた帰ってこないでしょ〜?」



「いや、そんなことはないけど…」



「湊、嘘つかなくていいんだぞ?お前、少しでも早く美夜ちゃんのとこ行きたがってたろ?」




え?




「と、父さん!!止めろよそういうこと言うの!!」




湊が慌ててるよ……




「いいだろ〜?現に美夜ちゃんと付き合えてるんだし。美夜ちゃんこいつな〜、アメリカ来たときから美夜美夜うるさかったんだよ。」



え?



「そ、そうなの湊?」




そんなの初めて聞いたよ…



< 295 / 477 >

この作品をシェア

pagetop