-時を越えた約束-‡幼なじみと甘い恋‡
透(トオル)とは、あたしのお父さんのことだ
「あ、はい元気ですよ。今お父さんは仕事の関係で、今年いっぱいヨーロッパなんですけど、来年は戻ってくると思います。」
「そっか〜。またみんなで騒ぎたいな。」
「そうね〜!!あ、そうそう!!美夜ちゃん、あたしたちも日本にいずれは戻る予定だから♪」
「あ、そうなんですか!?嬉しいです!!」
じゃあまた前みたいにみんなで騒げるのかな?
「俺聞いてねぇよ!?」
「だって言ってないもん。どうせあんた帰ってこないでしょ〜?」
「いや、そんなことはないけど…」
「湊、嘘つかなくていいんだぞ?お前、少しでも早く美夜ちゃんのとこ行きたがってたろ?」
え?
「と、父さん!!止めろよそういうこと言うの!!」
湊が慌ててるよ……
「いいだろ〜?現に美夜ちゃんと付き合えてるんだし。美夜ちゃんこいつな〜、アメリカ来たときから美夜美夜うるさかったんだよ。」
え?
「そ、そうなの湊?」
そんなの初めて聞いたよ…