-時を越えた約束-‡幼なじみと甘い恋‡



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放課後






「めんどくせぇな…」



そう思いつつも俺は校門に向かう





すでに加藤は来ていた




俺が歩いてくるのに気づいた加藤は、「池森先輩〜!!」と言いながら両手をブンブン振っている






はぁ…









「待ってましたよ〜!!早く行きましょ!!」



俺の腕をグイグイ引っ張る加藤






「あのさ、」



「はい?」



「俺、彼女いるんだわ。だからこうやって2人で買い物行くだとかそういうことは出来ねぇから。
だから買い物行くなら他の奴誘っていって。」



「………」



黙りっぱなしの加藤…





「おい、聞いてる?」













「あの…実は付き合って欲しいのって買い物じゃないんです…」




「え?」




買い物じゃないって…


じゃあなんなんだ?





「由来…お願いがあるんです…」




お願い?





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