-時を越えた約束-‡幼なじみと甘い恋‡
「今日送ったからって被害が無くなるわけじゃねぇだろ?」
「そうですけど、毎日よりはいいかなって思って。それにこれを機会に諦めてくれればなって思って…」
「これを機会にってどういう…」
「あっ、そろそろです!!いつもここら辺で足音が…」
「え?」
この辺?
その時だった
コツ…コツ…
ん?足音?
加藤はまだ気付いてないらしい
俺は一旦足を止めてみた
足音がピタッと止まる
「先輩?」
「あ、いや…」
俺がまた歩き始めるとまたコツ…コツ…と聞こえてくる