-時を越えた約束-‡幼なじみと甘い恋‡
湊は足を止めて振り返る
「何だよ。」
「俺が前言ったこと覚えてるよな?」
前言ったこと?
「…あぁ。」
「じゃあ…お前のとってる行動おかしくねぇ?」
「は?行動?」
「もう少し笹原のこと考えて行動したらどうなんだよ?」
え?あたし?
「どういう意味だよ?」
「さ、斉藤くん?どういうことなの?」
「いや、なんでも…
じゃあまた明日。」
斉藤くんはそう言うと帰っていった
本当…なんだったんだろう…
「…湊?」
「え?」
「前に言ったことって何?」
「あ、いや…なんでもねぇよ。」
「でも…」
「気にすんなって!!
じゃ、帰るぞ〜」
「えっ!?ちょっと湊!?」
あたしは湊の後を追った。
湊…
あたしたちは…
この時からちょっとずつすれ違ってたのかもしれないね…