-時を越えた約束-‡幼なじみと甘い恋‡
「何かあったなら言ってって…あたしには言うのに湊はあたしに何も教えてくれないの!?
そんなの…ひどいよ!!
うぅっ…グスッ…ひどいよ…」
不安だったものを吐き出すかのようにあたしは話し続ける。
「そう…だよな…ごめんな…」
湊はあたしをそっと抱き締めた。
「湊っ…あたし悲しいっ…よ…
湊のこと信じてるはずなのに…
時々どうしようもなく不安になっちゃうの…」
「うん…」
「湊のこと信じたいのっ…グスッ…
だから不安にさせると思ったからって内緒になんかしないでよ…」
「…わかった。ごめん。」
あたしの頭を優しく撫でる湊
「うぅ〜…ずるいよっ…湊…」
そんなに優しく抱き締めながら謝るなんて…
「本当にごめんな…?
不安にさせないから。」