-時を越えた約束-‡幼なじみと甘い恋‡
「湊…いいの?あんな言い方…」
あたしが恐る恐るそう聞くと湊はあたしの頭に手をポンッと乗せた
「いいんだよあれで。
加藤とは本当に何もないから。お前は何も心配すんな。」
「う、うん…」
湊はそうかもしれないけど…
痴漢退治も終わってるはずなのに、由来ちゃんが湊に会いに来るってことは…
由来ちゃんは何かあるってことだよね…?
由来ちゃんあんなに可愛くていい子なのに
あたし由来ちゃんのこと嫌だって思ってるんだ…
いつからこんな嫌な女になったんだろう
自分が嫌になる
あたしは頭を左右に振った
その考えを打ち消すかのように。