-時を越えた約束-‡幼なじみと甘い恋‡
「だからむくれてないっ!!!」
雑誌を置いて湊を睨む
「はぁ〜…悪かったって…だから行くぞ。」
「…………」
なんか………
真剣に謝られてない気がする…
「優勝したいんじゃねぇの?」
「………」
そりゃあ…優勝出来たらいいけど…あたしじゃ…
「あたしなんか足手まといになるだけだもん…」
「あたしなんかってなんだよ。だから練習しに行くんだろ?俺が付き合ってやるからさ。」
そう言ってニコッと笑う湊
その笑顔にあたしの胸が跳ねる
ちょっと…何ドキッとしてんの…
いつまでも立たないあたしをみかねたのか、湊は急に立ち上がってあたしの腕をグイッと引っ張った
「えっちょ、ちょっと!!」
「公園行くぞ公園。」
そのままあたしはズルズル引っ張られたまま公園に行くのだった