-時を越えた約束-‡幼なじみと甘い恋‡
俺は壁を殴り付ける
手には血が滲む
その痛みでようやく我に返った
「何やってんだよ…俺は…」
バカじゃねぇの?
悲しんでんのわかってて結局不安も何も取り除いてやれなかった
「情けね…」
俺の心を呼んだかのように、
空は曇り、雨が降る
ザ───……
何も出来なかった自分に腹が立つ
空を見上げたとき、
雨とは違う温かいものが
頬を伝ったような気がした…
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