-時を越えた約束-‡幼なじみと甘い恋‡



俺は壁を殴り付ける



手には血が滲む



その痛みでようやく我に返った




「何やってんだよ…俺は…」



バカじゃねぇの?



悲しんでんのわかってて結局不安も何も取り除いてやれなかった





「情けね…」







俺の心を呼んだかのように、





空は曇り、雨が降る






ザ───……



何も出来なかった自分に腹が立つ







空を見上げたとき、




雨とは違う温かいものが




頬を伝ったような気がした…





< 444 / 477 >

この作品をシェア

pagetop